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2003年05月02日(金) 00時00分

白装束集団とオウム、実は同根だった!ルーツのカルト教団に麻原被告が出入りZAKZAK

 岐阜県の林道を占拠している白装束集団こと「パナウェーブ研究所」については、警視庁の佐藤英彦長官が「オウムの初期に似ている」と話すなど、かつてのオウム真理教(アーレフに改称)との類似点が多く指摘されている。その危険な体質を検証した。

 「敵対相手に『消滅宣告』をしている団体は(警察が)監視していく必要がある」とは、オウムに“ポア”されかけた滝本太郎弁護士。

 各地でいざこざを繰り返してきた集団は、千乃裕子教祖(69)が率いる宗教団体「千乃正法」とみられる。オウムも各地を転々し、住民とのトラブルが絶えず、結局、山梨県上九一色村に拠点を築いた。その過程で、麻原彰晃被告が敵対する弁護士らを「ポアせよ」と命じ、多くの犠牲者が出た。千乃正法も、元信者や、言動が気に入らない有名女優に「消滅宣告」を出していたという。

 また、オウムは「毒ガス攻撃を受けた」とし、「終末が来る」と信者の不安を煽り、金を集めていたが、千乃正法も“スカラー波”の攻撃を受けていると主張。「聖戦ファンド」と称し、信者から資金を集めている。

 『5月15日には地球の地軸がズレ、破滅が訪れる』とする千乃正法は上九一色村に近い山梨県大泉村にマグニチュード15の大地震に耐えるというドーム型の避難施設を作っている。信者の家族は「施設に入るため、教団は100万円を出すよう求めていた」。

 集団のHPによれば、千乃教祖らを攻撃するスカラー波の原理は、旧ユーゴスラビアの科学者ニコラ・テスラ氏(故人)が発見したという。そして、オウムもニコラ氏が人工地震を起こせる装置を作った可能性があるとし、ユーゴに調査団を派遣していたのだ。

 千乃正法は70年代、某カルト教団から分派しているが、滝本氏は「麻原被告も、その団体に出入りしていた」と、両教団が同じ根につながることを明かし、「彼らは外と内を悪と善としてとらえ、主観的に戦争をしているつもりなのです」と話している。

ZAKZAK 2003/05/02

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_05/2t2003050203.html

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