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2003年05月01日(木) 00時00分

違反広告“NO” 桑名市がボランティアと撤去へ 東京新聞

 携帯電話で借金の申し込みを受ける「090金融」の張り紙をはじめ、急増する違反広告物に対処するため、桑名市は民間のボランティアとともに撤去を進める方針を明らかにした。一日から違反広告物追放推進員を募集し、それぞれの地域で活動してもらう。

 同様の制度は、名古屋市が昨年から実施しており、県内の自治体では初めてだという。

 張り紙や立て看板といった屋外広告物は、県条例により、桑名市全域で県の許可が必要だ。しかし昨年夏ごろから、090金融を中心に無許可の張り紙が急増。二〇〇一年度までは年間四百−五百件だった違反広告物の撤去件数が、〇二年度は四千百八十三件と十倍に膨れ上がった。

 同市は〇一年度に県から権限委譲を受け、張り紙、張り札、立て看板の撤去ができるようになった。

 市は道路管理者の国土交通省と県、電柱所有者の中部電力とNTT西日本とともに定期パトロールや撤去作業を続けてきたが、対応に限界が出てきたため、民間に協力を求めることにした。

 追放推進員の対象は、桑名市に在住か在勤の十八歳以上。違反広告物の見分け方や撤去方法の講習を受け、原則として二人以上で行動して、撤去作業に当たる。市は自治会を中心に推進員を募り、早ければ五月中にも活動を始める。

 問い合わせは、桑名市都市計画課=電0594(24)1232=へ。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20030501/lcl_____mie_____001.shtml

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