悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2003年05月01日(木) 00時00分
「ケータイで支払いＯＫ」…、実験進行中ＩＣカードにクレジットカード機能（ZAKZAK）携帯によるカード決済実験 携帯電話会社とクレジットカード会社が連携し、携帯にカード機能を搭載する試みが活発化してきた。ホテルやショッピングモールなどで実証試験を重ね、来年の商用化を目指す企業が多い。財布なしで買い物や支払いができ、「日常生活に欠かせない端末」にケータイを進化させる戦略だ。 東京都千代田区のダイヤモンドホテルにあるレストラン。食事を終えた客がレジ端末近くで携帯に４けたの暗証番号などを入力すると、簡単に支払いが済んだ。ＫＤＤＩがａｕブランドの第３世代携帯を使い、ＪＣＢやトヨタファイナンスなど４社と組んで３月から始めた実験サービスだ。 携帯にはクレジットカードの情報を取り込んだ小型のＩＣ（集積回路）カードが入っており、決済情報を赤外線でやりとりする。買い物ができるのは都内や中部地方などの約４００店。公募した約２０００人に実験用の携帯を配布、モニターとして参加してもらっている。 ＫＤＤＩの開発担当者は「将来は（通勤・通学）定期券機能なども入れ、携帯が１台あれば用が足りる世界にしたい」と夢を語る。カード会社も「携帯好きな若年層にも利用してもらえるなど、顧客獲得の機会が広がる」と強調する。実験は夏まで続け、来年にもカード決済可能な新機種が発売される予定だ。 ＮＴＴドコモは、ビザ・インターナショナル、日本信販など４社と組んだ。レジ端末に接続可能な赤外線受光装置約５００台を加盟店に配布。モニター３０００人が参加し、６月から都内で試行する。ドコモは「加入者をつなぎ留めるためにも携帯の多機能化は欠かせない」と、背景を語る。 海外企業との連携の動きも。ＮＴＴデータは、この分野で先行する韓国のハーレックス社と技術提携。ソウルなどで実用化を進めている同社のノウハウを取り入れ、携帯によるカード決済システムを構築し、カード会社に提供する計画だ。 ZAKZAK 2003/05/01 |