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2003年05月01日(木) 01時32分
［セキュリティ］コンピュータウイルス新種速報＜4月30日発表＞（ＢＣＮ）【シマンテック】◆「Backdoor.Ratega」（危険度＝1、米国時間4月28日発見）・・・ハッカーが感染先コンピュータへ完全にアクセスできるようにするトロイの木馬。標準では、ポート6969で待機し、ハッカーにメールで通知を行う。被害状況：低、ダメージ：低、感染力：低。 詳細と対策 ◆「Backdoor.Recerv」（危険度＝1、米国時間4月28日発見）・・・ハッカーが感染先コンピュータへ完全にアクセスできるようにするトロイの木馬。標準では、ポート9870で待機し、ハッカーにメールで通知を行うように設定されている。被害状況：低、ダメージ：低、感染力：低。 詳細と対策 ◆「W32.Nolor@mm」（危険度＝2、米国時間4月28日発見）・・・独自のSMTPエンジンを使ってWindowsのアドレス帳に登録されているすべてのメールアドレスに自分自身を送信する大量メール送信ワーム。送信されるメールにはさまざまな件名が使用され、添付ファイル名はKiss.ok.exeになる。被害状況：低、ダメージ：低、感染力：高。 詳細と対策 【トレンドマイクロ】 ◆「VBS_LOVELORN.A」（危険度＝低、4月28日発見）・・・VisualBasicScriptで記述された一般的にワームに分類される不正プログラム。実行すると、WORM_LOVELORN.Aのコピーを＜Windows TEMPフォルダ＞に作成し、そのファイルを実行する。感染報告：低、ダメージ度：高、感染力：高。対応パターンファイル：523。 詳細と対策 ◆「WORM_LOVELORN.A」（危険度＝低、4月28日発見）・・・ワームに分類される「トロイの木馬型」不正プログラム。DBXファイル内に含まれるあて先すべてに自身を添付した電子メールを送信するワーム活動を行う。また、自身でSMTPエンジンをもっている。感染報告：低、ダメージ度：高、感染力：高。対応パターンファイル：523。 詳細と対策 【日本ネットワークアソシエイツ】 ◆「W32/Lovelorn@MM」（危険度＝企業ユーザー：低 [要注意] 、個人ユーザー ：低 [要注意] 、米国時間4月28日発見）・・・種別：ワーム。主な発病は、大量メール送信。大量メール送信型ワームで、自身のSMTPエンジンを使用してターゲットマシンから自身を送信する。実行ファイルで、またはHTMLドロッパを介して送信する。対応定義ファイル：4260、対応エンジン：4.1.60以降。 詳細と対策 ◆「W32/Sory.worm」（危険度＝企業ユーザー：低、個人ユーザー：低、米国時間4月25日発見）・・・種別：ウイルス。主な発病は、システム情報および個人情報を取得。共有ジャンプ型ワーム（Windowsのファイル共有機能を使用して、次々に他のシステムに自身をコピーする）で、Windows 2000／XPシステム上で繁殖する。システム情報および個人情報も取得する。電子メールでは繁殖しない。対応定義ファイル：4260、対応エンジン：4.1.60以降。 詳細と対策 ◆「QDel379」（危険度＝企業ユーザー：低、個人ユーザー：低、米国時間4月21日発見）・・・種別：トロイの木馬。主な発病は、さまざまなシステムファイルを削除。ターゲットマシン上で実行されると、ファイル削除発病ルーチンが発生する。C:\WINDOWSディレクトリからさまざまなシステムファイルを削除する。対応定義ファイル：4260、対応エンジン：4.1.60以降。 詳細と対策 [論説、業界動向、人物紹介、ユーザー企業紹介など下記Weekly Menuに掲載］ http://www.computernews.com/ （ＢＣＮ） |