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2003年05月01日(木) 07時00分

裁判官・検察官・弁護士の適格性、第三者チェック日経新聞



 裁判官や検察官、弁護士の法曹三者それぞれが、法曹人としてふさわしいかどうかをチェックする第三者の目を取り入れる。最高裁が1日から民間人を含む委員会に裁判官としての適否を審査してもらう制度をスタートするほか、最高検や日本弁護士連合会も同様の取り組みを強化。司法制度改革で今後、法曹人口が大幅に増えるため、“仲間内”で甘くなりがちな監視の目をより厳しくする狙いだ。

 最高裁が新設する「裁判官指名諮問委員会」の11人の委員は、過半数の6人が法曹関係者以外で、元NHKアナウンサーの加賀美幸子さんらが1日付で就任する。裁判官は政治や行政などからの独立を守るため、憲法で身分が保証されている。最高裁の裁判官は国民審査を受けるが、その他の約3000人の裁判官は新任や10年ごとの再任の際、最高裁が適格性を判断していた。新制度では、最高裁の判断前に諮問委員会がチェック。最高裁が委員会の結論と異なる判断をした場合は、委員会にその理由を明らかにしなければならないという。(07:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20030501AT1G3001X30042003.html

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