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2003年04月30日(水) 14時39分

「盗聴電波が出てる」 不安あおり調査勧誘 福岡市の民家 チラシ相次ぐ西日本新聞

 「注意! 盗聴電波が出ています」。福岡市市内でこのところ民家の郵便受けなどに、こんな書き出しで自宅内に盗聴器が仕掛けられていないか調査を促すチラシが投げ込まれている。調査を行う業者の名前や所在地は書かれておらず、連絡先のフリーダイヤルが示してあるだけ。不安に感じた住民が、同市消費生活センターや福岡県警に苦情や相談を寄せており、同センターは「安易に調査依頼せずに、警察に相談を」と呼び掛けている。

 チラシは今年二月ごろから目立ち始めたといい、「近くのマンションで調査をしていたら、この建物からも盗聴器の電波が出ていた」と指摘。「盗聴・盗撮された内容はインターネットで流されたり、ビデオで販売されることもある」「賃貸マンションは前の住民が、盗聴器を取り付けることがあり『まさか』が起こるのが世の中」など、不安感をあおり、調査の必要性を訴える内容となっている。

 料金は八千円から。部屋数に応じて加算し、他に出張費三千円と、盗聴器を見つけた場合は取り外し料も必要という。

 しかし、チラシが入っていた民家の中には、文面に書かれた「近くのマンション」がない地域もあり、県警は「『調査で見つかった』と、用意していた盗聴器を示し、調査費をだまし取る手口もありうる」と警戒。具体的な被害相談はまだないというが、同センターも「詐欺的商法の疑いがある」とみている。

 盗聴器に関する調査を手掛けている専門業者「盗聴バスターズ」(東京都)は「自ら盗聴器を仕掛け調査費を稼ぐ手口は、われわれも耳にする。許認可なしで開業できるので悪質業者も横行してしまうが、きちんとやっている業者としては迷惑な話。会社名や所在地を明らかにしないような業者の言うことは信用しないことだ」と話している。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030430-00000073-nnp-kyu

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