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2003年04月29日(火) 07時00分
ガソリン卸値下げ、来月分17カ月ぶり（日経新聞）新日本石油など石油元売り各社はガソリンなど石油製品の販売店への卸売価格を5月出荷分から1リットル当たり1—1.2円引き下げる。値下げは1年5カ月ぶり。イラク戦争が終結に向かい、高騰していた原油価格が下落。販売店側の値下げ要求が強く、原料コストの負担減を市場に還元する。ガソリンスタンド店頭での安売り競争が再び加速する可能性がある。卸売価格の下げ幅は最大手の新日石と出光興産、ジャパンエナジーが1リットル1円で、昭和シェル石油は同1.1円、コスモ石油は同1.2円。週内にもガソリンスタンドを運営する販売店に値下げを通知する。 原油高のコスト転嫁のため元売り各社は2002年春から一貫して卸売価格の引き上げを目指してきたが、安売り競争の激化に苦しむ販売店が抵抗し、十分には浸透しなかった。今年に入って、ようやく値上げを受け入れる販売店が増え「適正利益を確保できる水準になった」（元売り首脳）が、イラク戦争の終結見通しで再び値下げを迫られた。(07:00) http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20030429AT1D2807Q28042003.html |