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2003年04月29日(火) 11時47分

「個人追及」姿勢強める音楽業界ZDNet

 P2Pのファイル交換ソフト「Grokster」と「Morpheus」のメーカーには、同ソフト利用の結果生じた著作権侵害に対する責任を負う義務はないとする判決が4月25日下された。しかしこの判決によってレコードレーベルが、自分たちの存亡を脅かす存在とみなす無償ファイル交換阻止の手を緩めることはなさそうだ。

 実際、この判決は、ファイル交換を行っている個人の身元を開示させる権限の強化を認めた24日の判断と相まって、レーベルが個々のユーザーを追及する姿勢を加速させるかもしれない。米連邦地裁は24日、インターネットサービス提供企業のVerizonに対し、Kazaaを使って音楽ファイルをダウンロードしていた加入者の氏名を14日以内に開示するよう命じている。

 全米レコード協会(RIAA)の担当者は25日、2つの判断を受けて、個人追及の取り組みを強める可能性を示唆している。

 25日に下されたGroksterとMorpheus勝訴の判決が上級審でも認められれば、ファイル交換のための技術をレコード業界が追及することは難しくなる。その結果、レコード会社は提訴にあたりほかの標的を見つける必要に迫られる。

 Gray Cary Ware & Freidenrichの知的財産専門弁護士Mark Radcliffe氏は「明らかに代替の手段として、レコード会社は既に、最も悪質なファイル交換利用者を追及するという行動に出始めている」と指摘している。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030429-00000011-zdn-sci

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