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2003年04月29日(火) 21時49分

依然林道占拠の白装束40人、地元改めて退去求める朝日新聞

 岐阜県の八幡、大和両町境の林道上で、白い服を身にまとった自称研究団体のメンバー約40人が車を並べ、通行を妨げているとして、両町と八幡署は29日、団体側に即時退去を指導した。前日にも両町長が文書で退去を要請したが、団体側がとどまり続けたため、改めて口頭で退去を求めた。団体側は5月3日までに退去すると答えたという。

 この団体は「パナウェーブ研究所」と名乗り、電磁波の研究などをしているという。体に悪影響を及ぼす電磁波から逃れるためとして、福井県から山梨県に移動中だという。林道上に約15台の白い車をとめ、周囲の山肌や立ち木などにも白い布を張っている。

 八幡署によると、団体は25日から現地にとどまっている。同署や両町、地元住民らが29日午前に様子を見に行くと、前日と同じ林道上にいたという。「病人がいるため移動できない」と説明しているという。

 団体が、通りかかる車を停止させて身元を問いただしたりしているため、両町は人権侵害にあたる恐れがあるほか、林道管理上も問題としている。

 また同署によると、両町では半年ほど前から、トイレなどの休憩施設がある国道沿いの駐車場やスーパーの駐車場を転々とする白いワゴン車が1、2台目撃されているという。

 地元住民によると、25日に突然、十数台の車が大和町内の道路を低速で列になって通行したため、町民が警察に連絡するなどの騒ぎになったという。車の窓には白いシールのようなものが張ってあったという。

 同町のタクシー会社経営者(58)は「町民が声をかけると『電磁波から逃げている』と説明する。しゃべり方はおとなしいが、秘密めいて、不気味だ」と話す。別の住民は「一人で山に行かないように、といった話になっている。早く出ていってほしい」と不安を口にした。

 林道付近は山あいで、人家はないが、抜け道として使われている。この季節は山菜採りで訪れる人もいるという。

(04/29 21:01)

http://www.asahi.com/national/update/0429/024.html

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