東電、月額１６円値上げ燃料費の変動分転嫁　東京ガスは２６円（東京新聞）

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2003年04月26日(土) 00時00分

　東京電力は二十五日、石油や石炭などの燃料費の変動を料金に転嫁する原燃料費調整制度に基づき、七−九月分の電気料金を標準家庭（夫婦、子ども二人）で月額十六円（消費税込み）値上げすると発表した。東京ガスもモデル世帯で二十六円値上げする。

　イラク危機・戦争の影響でことし一−三月の原油の値上がり幅は、一キロリットル当たり千七百三十三円。

　液化天然ガス（ＬＮＧ）も一トン当たり三百六十七円となったが、同時に進んだ円高がこれを吸収、大きな影響はなかった。

　東電以外は、中部が十三円、関西が二十九円と五社が月額十二−二十九円の上昇。逆に価格が下落した石炭を利用した火力発電の比率が高い九州、中国など五社は、料金の変動がなかった。