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2003年04月26日(土) 20時50分
＜ＪＡＬ＞７月から国内普通運賃１１％値上げ ＡＮＡも同調へ（毎日新聞）日本航空システム（ＪＡＬ）は７月から、国内普通運賃を１１％値上げする方針を決めた。値上げに慎重な姿勢を示していた公正取引委員会も、イラク戦争や新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」（ＳＡＲＳ）などによる需要の急減が「リストラなどの自助努力では吸収できない」と判断した。ＪＡＬは２８日に新運賃を国土交通省に届け出る。全日本空輸（ＡＮＡ）も同様に７月から国内普通運賃を１１％値上げする方針。ＪＡＬは昨年１０月の経営統合時に、統合による競争促進効果を先取りする観点から「国内普通運賃を１０％値下げし、経済環境の劇的変化がない限り３年間値上げしない」との方針を公取委に提出した。公取委には航空運賃値上げを差し止める法的権限はないが、ＪＡＬは「重い約束」と認識して、公取委に「経済環境の劇的な変化」が起きて値上げは不可避な情勢になっていることに理解を求めてきた。 今回の値上げで、国内普通運賃は経営統合前の水準に戻ることになる。普通運賃の値上げは００年４月（１５％値上げ）以来、３年３カ月ぶり。 ＪＡＬは当初、国内普通運賃を６月から値上げする計画だったが、公取委が３月末に「経営環境悪化を判断できるだけのデータがない」と難色を示したため、普通運賃を据え置き、６月からの割引運賃値上げだけを決めていた。 【古田信二】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030427-00000063-mai-bus_all |