仙台検察審：「医療ミスで死亡」不起訴不当と議決（毎日新聞）

悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

2003年04月25日(金) 03時01分

　仙台検察審査会は２４日までに、宮城県富谷町の女性（当時２９歳）が仙台市宮城野区の病院に入院中死亡した問題で業務上過失致死罪で告訴された院長と担当医師について不起訴とした仙台地検の処分を、不当と議決した。

　女性の両親によると、女性は９８年５月３０日朝、病院で処方され前日飲んだ薬の副作用による悪性症候群で意識不明になっているのが見つかり、約７時間後に転院したが、６月１日に脳浮腫による心不全で死亡した。両親が０１年５月に同地検に刑事告訴し、不起訴になっていた。

　同審査会は「長女は転院までの間、点滴などを受けただけで、意識障害の場合に必須の頭部ＣＴ検査などを受けていない。院長と主治医の医療措置は不適切であったと言わざるを得ない」と判断した。　【石川貴教】

［毎日新聞４月２５日］ ( 2003-04-25-03:01 )