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2003年04月25日(金) 23時40分

<弁護士告発>管財人業務に絡み950万円着服 大阪地裁毎日新聞

 破産手続きの管財人業務に絡み不動産の売却代金の一部約950万円を着服したとして、大阪地裁は25日、大阪弁護士会の山中靖司弁護士(45)を業務上横領容疑で大阪地検に告発し、大阪弁護士会には懲戒請求した。裁判所が弁護士を告発するのは異例。

 同弁護士会などによると、山中弁護士は01〜02年、2件の個人破産手続きで計3件の不動産を売却。売却代金から不動産の担保権者への弁済額などを差し引いた計約950万円を管財人名義の銀行口座に入金したと同地裁に報告した。しかし、口座に金は振り込まれておらず、着服の疑いがもたれている。

 山中弁護士はほかに10件の管財人業務をしていたが、同地裁はいずれも解任した。

 一方、大阪弁護士会は、この件で電話相談窓口(06・6364・0257)を開設した。高階貞男同弁護士会会長は「事態を極めて重く受け止めている。弁護士と弁護士会が市民に信頼され続けるために、一層の努力を重ねたい」とコメントした。 【亀井正明】

 鳥越健治・大阪地裁所長の話 非常に残念なこと。再発防止のため、引き続き破産管財人を適切に監督していきたい。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030426-00000130-mai-soci

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