悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年04月24日(木) 12時08分

どうなるWebサービス標準化ZDNet

 主要なWebサービス仕様案をめぐって来月、この案の支持企業各社が詳細をつめるための会合を開く。これによりWebサービス仕様をめぐる業界内の意見対立は、重要な局面を迎えることになりそうだ。

 IBM、Microsoft、SAPといったIT大手の代表らは5月16日に電話会議を開き、Webサービスのための言語「Business Process Execution Language」(BPEL)の技術上の詳細な定義について話し合う。同言語は、企業内や企業間でビジネスソフトを自動連携させることを目指したWebサービス標準仕様案の1つ。

 ここのところ業界内では、BPEL支持企業とW3Cに率いられた陣営との間でWebサービス標準設定プロセスが分裂することへの懸念が高まっている。BPEL技術委員会の会合は、そうした懸念が渦巻く中でのこと。

 既存の主要Webサービス標準は、「ロイヤリティフリー」で提供されてきた。つまりこうした標準の開発に携わった企業は、関連する知的財産を他社に使用されても使用料は請求しない。Webサービスの浸透を図るためには、この形で標準化を促すことが必要と考えられている。

 BPELの仕様は先週、OASISに提出された。この仕様の策定に携わったMicrosoft、IBM、BEA、Siebel、SAPの各社は、これまでのインタビューで、この仕様に基づく製品がロイヤリティの支払いを求められることはないと話している。

 しかし、最新の公開BPEL仕様に見られる変更点が、ロイヤリティについての新たな懸念を生んでいる。3月20日のBPELドラフトにはロイヤリティフリーの記載があるが、3月31日発行の新しいBPEL仕様では、将来的なロイヤリティフリーの可能性については判断保留となっているため。

 一部業界観測筋は、BPEL策定企業はロイヤリティについてのスタンスを明確にする必要があると指摘している。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030424-00000019-zdn-sci

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ