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2003年04月24日(木) 10時03分

オウム・松本被告に死刑求刑へ 検察側論告読み上げ開始朝日新聞

 地下鉄サリンなど13事件で計27人を死亡させたとして、殺人罪などに問われたオウム真理教元代表・松本智津夫(麻原彰晃)被告(48)の第254回公判が24日、東京地裁であり、検察側が論告の読み上げを始めた。検察側は松本被告を「教団による一連の事件の首謀者」と位置づけており、夕方に死刑を求刑する見通しだ。

 論告の朗読は午前10時から始まった。A4判で300ページ近くに及ぶ。午前中は教団の組織や事実関係の争点を中心に、午後は、化学兵器を使用した無差別大量殺人や、教団の存続に不都合な元信徒や弁護士らの殺害を次々と指示し、実行させた犯行の悪質さや被害者感情などについて読み上げる。

 量刑について検察側は、「刑事責任は共犯被告の中で最も重く、被害者の処罰感情は極めて強い」などと述べ、裁判所に対し死刑判決を求める見通しだ。

 初公判は、ちょうど7年前の96年4月24日に開かれた。松本被告は97年4月、起訴された17事件(4事件はのちに公訴取り消し)すべてについて意見陳述し、うち16事件で無罪を主張した。弁護側も「弟子たちが勝手にやったことだ」として全面無罪を争ってきた。10月30、31日に弁護側が最終弁論を行って結審する。判決は年明けになる公算が大きい。

 死刑が求刑されれば、一連のオウム事件の公判では13人目となる。このうち9人が一審で死刑判決を受け、いずれも控訴・上告中。このほか、2人に一審で無期懲役判決が出て、検察側が量刑不当を理由に控訴している。残る1人は一審公判中で、5月に最終弁論の予定だ。(04/24 10:03)

http://www.asahi.com/national/update/0424/006.html

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