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2003年04月23日(水) 18時33分

尾上縫被告の実刑確定へ産経新聞

 旧東洋信用金庫(大阪市、UFJ銀行が吸収)などを舞台にした巨額預金証書偽造事件で、最高裁第一小法廷(泉徳治裁判長)は23日までに、計約2700億円の詐欺と背任罪などに問われた大阪・ミナミの元料亭経営、尾上縫被告(73)の上告を棄却する決定をした。懲役12年の実刑判決が確定する。

 1、2審判決によると、尾上被告は東洋信金元支店長らと共謀し、1987−91年にかけて、額面総額4210億円の定期預金証書を偽造。金融機関に持ち込み、担保にしていた約1790億円分の有価証券と差し替えてだまし取った。また、担保の金融債を勝手に持ち出すなどして、ノンバンク2社や木津信用組合(大阪市、解散)に計約950億円の損害を与えた。

 尾上被告は92年に破産宣告を受けた。破産管財人が「偽造証書と知りながら抜け駆け的な債権回収をした」として日本興業銀行(当時)を訴えた訴訟で、最高裁は2001年、興銀に約81億円の支払いを命じた。

http://www.sankei.co.jp/news/030423/0423sha120.htm

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