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2003年04月22日(火) 00時00分
給与明細書 電子ネットで（朝日新聞・）太田市は給与支給日だった２１日から、これまで職員に紙で配布していた給与明細書を、庁内の電子ネットワークで配布するシステムに切り替えた。自宅からはアクセスできず、他人に見せるにはデータのファイルを作成するなど自己責任による作業が必要。「いくら支給されたか、振込先の銀行の通帳を見れば妻は納得するだろうか」と戸惑う職員もいた。システムは配布事務の軽減とペーパレス化推進のため、３月発表の人事異動から導入された。ネットワークされている庁内のパソコンに個人のＩＤとパスワードを打ち込めば閲覧できる。 しかし、ペーパレス化に逆行するためデータの印字は自粛。給与明細のデータを家庭に持ち帰る場合は、職場のパソコンからデータを個人用のフロッピーに落とし、自宅のパソコンで見る。 毎月、妻に明細書を渡していた３０代の男性職員は「ファイルに落として持ち帰ります。保存は簡単になります」。妻に明細書を見せていないという別の男性職員は「これで言い訳ができます。いや、トラブルのもとかも……。通帳を見れば支給額は分かるから問題ないでしょう」と話した。 |
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