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2003年04月22日(火) 18時37分

他社の制作妨害と公取委がコナミに警告産経新聞

 公正取引委員会は22日、大手ゲームソフトメーカーのコナミ(東京)が、プロ野球選手の肖像を家庭用ゲームソフトに独占的に使用する権利を盾に、同業他社のゲーム制作など自由な事業活動を妨害した疑いがあり、独占禁止法違反(不公正な取引方法)に当たる恐れがあるとして、コナミに警告した。

 また、コナミに肖像使用権を独占させていた日本野球機構に対し、コナミの妨害行為を看過していたとして、今後、独禁法に十分留意するよう要請した。

 公取委によると、コナミは2000年4月から3年間、日本野球機構との間でスポンサー契約を結ぶ見返りに、プロ野球12球団の球団名、選手名などの独占的使用契約を締結した。

 契約には、プロ野球の品位を傷つけるなど特段の合理的な理由がない限り、コナミ以外のメーカーにもサブライセンス(二次使用権)を許諾する規定が盛り込まれていた。しかし、コナミは複数のメーカーに対し、許諾契約を遅らせたり、許諾の申請を受け付けず、ライバル業者にゲームソフトの販売を断念させるなどした疑い。

 コナミは、自社のソフトと発売日が近接する場合に許諾交渉を遅らせるなどしていたと公取委はみている。

 コナミの独占的使用契約は今年3月で切れ、今月からは各社が機構側と個別交渉することになっている。

 01年の国内家庭用ゲームソフト市場は約3685億円。このうちプロ野球ゲームの売り上げは約100億円だった。

http://www.sankei.co.jp/news/030422/0422sha108.htm

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