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2003年04月21日(月) 13時01分
＜闇金融＞組幹部ら２人逮捕 複数店舗を管理運営 警視庁 （毎日新聞）指定暴力団山口組五菱（ごりょう）会による組織的闇金融事件で、警視庁などの合同捜査本部は２１日、複数の闇金融店舗を束ねるセンターを運営していたとして、同会系組幹部ら２人を出資法違反（高金利）容疑で逮捕。東京都渋谷区内の五菱会東京事務所を犯人蔵匿容疑で家宅捜索した。一連の闇金融事件で五菱会本部関係の事務所を捜索したのは初めて。また、闇金営業をしていたとみて、都内の貸金業者３０店舗の一斉捜索を始めた。闇金事件の捜索規模としては過去最大という。逮捕されたのは、渋谷区代々木４、同会系組幹部、上良（こうら）泰介被告（３０）＝犯人蔵匿の罪で既に起訴＝と町田市旭町２、元貸金業従業員、三浦久礼々（くらら）容疑者（２４）。 調べでは、上良容疑者らは昨年６月下旬ごろから９月下旬ごろにかけ、配下の闇金融店舗「アームズ」（新宿区）で、広島県の無職男性（５５）ら７人に計１１８万円を貸し付けた際、法定上限金利の約３３〜１２５０倍の利息合計９８万７０００円を取り立てた疑い。 上良容疑者は渋谷区内に、アームズなど１０〜２０店舗で組織する闇金グループ「ＦＣ」を束ねるセンターを結成。顧客情報を集中管理して、返済時期を迎えた顧客に別店舗が貸し付けを誘いかける「システム金融」の手口で利益を集めていたという。 上良容疑者は、同店摘発後に店従業員らをかくまったとして３月１２日に犯人蔵匿容疑で逮捕・起訴された。捜査本部は同容疑で別の組員（２０）を指名手配しており、隠れている可能性があるとして事務所の捜索に踏み切った。 【竹中拓実】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030421-00001047-mai-soci |