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2003年04月21日(月) 13時31分
悪質ヤミ金融３０業者を一斉捜索…警視庁（読売新聞）違法な高金利を脅迫的に取り立てていたとして、警視庁ヤミ金融特捜本部は２１日、東京都内のヤミ金融３０業者の事務所など五十数か所を出資法違反（高金利）容疑で一斉捜索した。１月に特捜本部を設置して以降、最大規模の捜索で、警視庁は都内のヤミ金融業者の一掃を目指す。捜索を受けたのは、新宿区西新宿３、「タカク信用」、同所７、「侍」、港区新橋２、「皇心リース」など３０業者の事務所や経営者の自宅など。 調べによると、「タカク信用」は、昨年１０月から今年２月にかけて、１８回にわたり、３人に手数料を含めて計１１３万円を貸し付け、昨年１１月から今年２月に法定利息の約１６—６６倍の計４５万７０００円を取り立てた疑い。 警視庁には昨年以降、ヤミ金融の取り立てなどに関する苦情や相談が多く寄せられており、特に苦情件数が多かったり、取り立てが悪質だったりした業者を捜索対象とした。３０業者の中には、法定利息を４８９倍上回る利息を取り立てていた業者もあった。 捜索には、捜査員３００人という態勢で臨んだ。 ◆出資法違反、暴力団幹部ら逮捕◆ 一方、警視庁と広島県警などの合同捜査本部は同日、指定暴力団山口組系ヤミ金融グループの出資法違反事件で、山口組系五菱会幹部上良泰介被告（３０）（犯人蔵匿罪で起訴済み）と、元貸金業従業員三浦久礼々容疑者（２４）を出資法違反（高金利）容疑で逮捕し、同グループの拠点とみられる渋谷区内の五菱会東京事務所を犯人蔵匿容疑で捜索した。同会は静岡市内に本部を置く山口組の２次団体。 調べによると、上良被告らは昨年６月から９月にかけ、山口組系組員福田健一被告（２４）ら２人（いずれも出資法違反で起訴）と共謀、広島県内の男性ら７人に計７３万円を貸し付け、法定利息を３３—１２５０倍上回る約９８万７０００円を支払わせた疑い。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030421-00000205-yom-soci |