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2003年04月18日(金) 00時00分

郵政公社移行で便乗詐欺 県内も注意呼びかけ信濃毎日新聞

 郵政事業庁の日本郵政公社が一日発足したのを機に、郵便局員を装って「郵便番号が変更になり手数料がかかる」「通帳の書き換えが必要」などとうそを言い、お年寄りから現金をだまし取ったり、郵便貯金通帳をだまし取ろうとしたりする事件が、新潟県内で相次いで起きていたことが十七日、分かった。

 長野、新潟両県を管轄する同公社信越支社(長野市)は「長野県を含む広範囲で事件が潜在化している可能性がある」とし、被害の確認と注意を呼び掛けている。

 同支社によると、事件は十日から十六日にかけ、新潟県の新井、三条、加茂の各市で四件確認された。新井、三条市では郵便局員を名乗って訪問した男が「公社になって郵便番号が変更になるので、手数料が必要」とうそを言い、応対したお年寄りがそれぞれ八千八百円、五千円をだまし取られた。

 加茂市ではお年寄りが、同公社と関連があるような団体名を名乗る男に四千円を払ったが、団体名や何の名目で現金を要求されたかについては正確に覚えていないという。

 さらに、三条市の別のお年寄りは郵便局員を名乗る男から「公社になり、郵便貯金通帳の書き換えが必要」と言われたが、不審に思い通帳を渡さず被害は免れた。

 同支社によると、公社移行で郵便番号の変更は行っていない。通帳は新しいデザインになったが、通帳の更新は勧めておらず、同支社は「手口が巧妙で、被害に遭ったことに気付いていないお年寄りもいるのではないか」と話している。

 犯人とみられる男はジャンパーまたは背広姿で、同一人物か別人かは分かっていない。同支社は、同一犯またはグループが場所を変えながら同じ手口の詐欺を繰り返している可能性もあるとみて、今月中に注意を呼び掛けるはがきを管内の全戸に発送する。

http://www.shinmai.co.jp/news/2003/04/18/010.htm

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