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2003年04月17日(木) 10時39分

牛肉偽装、日本食品前社長らに有罪判決読売新聞

 経営再建中の食肉加工販売会社「日本食品」(福岡市)の牛肉偽装事件で、国のBSE(牛海綿状脳症=狂牛病)対策事業を悪用して業界団体から約1億3600万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた前社長、後山繁仁被告(51)ら元幹部3人の判決公判が17日、福岡地裁で開かれた。

 陶山博生裁判長は、後山被告に懲役3年、執行猶予3年(求刑・懲役4年)、元監査役の藤健被告(70)に懲役3年、執行猶予3年(同・懲役3年6月)と、元取締役畜産営業部長の吉田泰則被告(55)に懲役2年6月、執行猶予3年(同)を言い渡した。

 判決によると、3被告はBSEの影響で輸入牛スジの不良在庫の長期化などで倒産が予想されたため、会社の運転資金確保の目的でBSE対策事業の悪用を計画。事業対象外の輸入牛スジ122トンを、国産牛肉に見せかけた虚偽のラベルを張り付けた箱に詰め替えて偽装。2001年10月から12月にかけ、「牛正肉」と偽って全国食肉事業協同組合連合会に買い取り申請をし、同月末、仮払金約1億3600万円を詐取した。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030417-00000003-yom-soci

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