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2003年04月16日(水) 02時06分

副作用被害者の情報漏らす 国決定の個人の救済内容 共同通信

 医薬品副作用被害の公的救済制度の実施機関が、国の決定した救済内容など患者の個人情報を、薬剤を投与した医療機関に漏えいしていたことが15日、分かった。漏れたのは2001年度末までの11年間だけで延べ約3400人分に上り、役員や職員に守秘義務を課した関係法令に抵触する可能性もある。
 実施機関は「制度の円滑な運営に必要で、守秘義務違反に当たらない」としているが、厚労省は「政府が提出した個人情報保護関連法案に照らしても問題がある」とみて詳しく事情を聴く方針。国が関与する個人情報がずさんに取り扱われていることで、同省も厳しい批判にさらされそうだ。
 個人情報を流していたのは国が設立を認可した「医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構(医薬品機構)」(東京)。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030416-00000009-kyodo-soci

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