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2003年04月15日(火) 00時00分

フライパンも危険? フッ素の影響調査へ米環境保護局が人体への影響研究ZAKZAK

 【ワシントン14日共同】米環境保護局(EPA)は14日、一般家庭でも広く使われているフッ素加工製品の製造過程で使われる化学物質が、人の健康に与える影響について、大規模な調査研究を始めると発表した。

 分子中にフッ素を含む有機化合物が野生生物の体内に比較的高濃度で蓄積、低濃度ながら人間の血液中からも検出され、動物実験で肝臓や発達過程への悪影響、免疫毒性を示すデータが報告されたことなどに対応した。

 日常生活で広く使われるフッ素加工製品に関連した化学物質だけに、調査結果が注目される。

 EPAがリスク評価を始めるのは、パーフルオロオクタン酸塩(PFOA)という化合物。

 フライパンなどの表面がこげ付かないようにしたり、衣類やカーペットの表面が汚れないようにフッ素加工したりする際の中間物質として、先進国で大量に生産され、製造過程や、廃棄されたフッ素加工製品から環境中に出るとみられている。

 EPAは、関連企業にデータの提出を求めた後、専門家のチームを組織して、人体汚染の経路や毒性を検討。人の健康に悪影響を与えないかどうかを調査する。

 EPAの当局者は「現状では、PFOAに大きな危険性があるとのデータはなく、消費者が関連製品の使用を中止する理由はない」としながらも「調査は化学物質から人々の健康を守るために必要だ」としている。

ZAKZAK 2003/04/15

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_04/3t2003041509.html

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