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2003年04月13日(日) 09時01分

松下電器、「ナショナル」ブランド廃止へ朝日新聞

 松下電器産業は、製品につける「ナショナル」ブランドを海外市場では廃止し、「パナソニック」に統一する。4月末から準備に入り、約1年かけて看板などを変更する予定。宣伝投資の効率化を図り、商品イメージの分散を避けるのが狙い。国内では当面、両ブランドを残すが、将来的にパナソニックに統一する可能性もある。

 中国や東南アジア、中近東、アフリカでは、洗濯機や冷蔵庫などの白物家電にナショナルを、AV(音響・映像)機器などにはパナソニックを使っている。しかし、米国や欧州ではすでにパナソニックに統一。松下電器の海外売上高の9割がパナソニックになっており、二つのブランドを維持するのは非効率になっていた。ソニーやサムスン電子がブランドを前面に出した商品戦略を強めていることも、松下に「国際競争に勝つにはブランドの統一が必要」との判断を迫った。

 一方、国内ではパナソニックは売上高の5割にとどまっており、ナショナルの存在感がまだ大きい。ブランド統一は販売現場の混乱などの影響が大きいため、国内では当面はナショナルを残す。

 ナショナルは、松下幸之助氏が1925年、「国民の」「国民のための」の意味を込めて、商標に決めた。北米ではすでにこの商標が使われていたため、55年に輸出用としてパナソニックを創設し、61年から北米で本格的に使い始めた。国内でも88年からテレビ、DVDなどAV機器のブランドとして使っている。米国や欧州では、「松下」という社名よりもブランド名の方が有名な国も増えた。

(04/13 09:01)

http://www.asahi.com/business/update/0413/001.html

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