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2003年04月12日(土) 10時46分

Googleのポルノフィルタ、ホワイトハウスも遮断?ZDNet

 アダルトコンテンツを含んだWebサイトへのリンクを遮断する目的で米Googleが子供用に提供している「SafeSearch」では、親が想定する以上のWebサイトが遮断されているようだ。

 ハーバード大学ロースクールのBerkman Center for Internet & Societyはこのほど公表した報告書の中で、SafeSearchの検索結果ではホワイトハウスやIBM、American Library Association、アパレル会社Liz ClaiborneのWebページなど、無害なページなのに表示されないものが多数あると指摘した。

 この機能はプリファレンスページでオン/オフの切り替えが可能だが、一部ページが表示されないのはGoogleの設計方法による。この機能はページを自動分析し、Google従業員が介入することなく教育的な推測を行う同社独自のアルゴリズムを用いている。

 この技術によってSafeSearchのコストを削減しているわけだが、これがおかしな検索結果につながる可能性もある。もし分類の際に人間の手が加わっていれば大概は、例えばBBC Newsの東ティモールに関する記事やScrabbleゲームに関するMattelのサイト(このURLには「adults」という単語が含まれている)、Nashville Public Libraryの10代の健康問題に関するページなどが未成年にとってふさわしくないとは判断しないだろう。SafeSearchではまた、CNET Newsの一部記事とCNET Softwareも、ユーザーの目に触れないようになっている。

 Berkman Centerの報告書で指摘された何千もの無害なサイトがSafeSearchで表示されないことは、Googleも認めている。しかしGoogleはこの研究の手法には問題があると主張、一部サイトが表示されないのはそれらサイトのWeb管理者が、自動化されたWeb巡回ロボットをさまざまな方法で制限するrobots.txtファイルを利用しているためだと説明している。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030412-00000012-zdn-sci

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