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2003年04月11日(金) 13時56分

体細胞クローン牛に厚労省も「安全」の報告書読売新聞

 体細胞を使ったクローン牛の肉や牛乳の安全性を検証してきた厚生労働省の研究班は11日までに、「食品としての安全性が損なわれることは考えにくい」とする報告書をまとめた。同省は研究結果を踏まえ、今年7月に設立する食品安全委員会に安全性の最終評価を諮問する方針。農水省は現在、このクローン牛の出荷自粛を指導しているが、今後、流通の解禁の是非について検討する。

 厚労省の研究班は1999年度から、成長した牛の体細胞を使って生まれたクローン牛の成育状況や、クローン牛の肉、牛乳の安全性を、一般の牛と比較検討してきた。

 この結果、生後1か月以上のクローン牛の肉、牛乳、血液などは、一般の牛と変化がないことから、「クローン牛特有の要因によって安全性が損なわれることは考えにくい」と結論づけた。ただ、「新しい技術であることを踏まえ、慎重な配慮が必要」と付記した。

 農水省でも昨年8月、「一般の牛との差は認められない」との調査結果を公表していた。

 体細胞クローン牛は、未受精卵の細胞核を抜き取り、作りたい個体の体細胞の核を入れて、仮親の子宮に着床させて出産させた牛。高級和牛や乳量の多い乳牛の大量生産に結びつく技術として畜産関係者の注目を集めている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030411i206.htm

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