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2003年04月11日(金) 03時01分

オウム裁判・松本被告に死刑求刑へ、年度内に判決読売新聞

 オウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫被告(48)に対する東京地裁での裁判は10日、初公判から7年を経て、すべての事実審理を終了した。検察側は今月24日の論告求刑公判で、松本被告を「一連の事件の首謀者」と位置付け、死刑を求刑する方針。弁護側の最終弁論は10月30、31の2日間にわたって行われることも決まり、来年3月までに判決が言い渡されるのは確実となった。

 10日開かれた第253回公判では、被害者らの意見陳述に続き、松本被告に対する3度目の被告人質問が行われた。しかし、松本被告はこれまで同様、弁護側の問いかけに一切答えなかったため、小川正持裁判長は質問の打ち切りを決定。検察側は被告人質問をしなかった。

 その後、残る証拠調べが行われ、実質的な審理を終えた。小川裁判長は閉廷前、論告求刑と最終弁論の期日を指定し、松本被告に通告した。判決期日は指定されていないが、来年2月か3月になる見通しだ。

 松本被告は地下鉄、松本両サリン事件のほか、坂本堤弁護士一家殺害や教団に敵対した弁護士らへの襲撃、自動小銃密造など13事件に関与したとして起訴された。罪名は殺人罪など6つ、事件で命を落とした犠牲者は計27人に上る。

 検察側は、いずれの事件も松本被告が弟子の信者らに命じて引き起こしたとしており、24日午前10時から始まる公判では、「被告には極刑で臨むほかない」と主張し、夕方に死刑を求刑するものとみられる。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030411i101.htm

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