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2003年04月10日(木) 12時08分

「許さない」「同じ苦しみを」=オウム事件被害者が意見陳述−東京地裁時事通信

 地下鉄、松本両サリンなど13事件で殺人罪などに問われたオウム真理教元代表松本智津夫(麻原彰晃)被告(48)の公判が10日、東京地裁(小川正持裁判長)で開かれ、事件の被害者らが3月27日に引き続き、改正刑事訴訟法に基づく意見陳述を行った。
 最初に、地下鉄サリン事件で夫を亡くした女性(64)が傍聴席との間についたてを設けた中で陳述。「正義感が強く、家族思いだった夫は理不尽に殺された。それなのに被告は8年もの間罪を認めず、弟子のせいにしている。決して許さない」と語気を強めた。
 同事件で営団地下鉄職員の夫を失った高橋シズエさん(56)は、過去2回の被告人質問に松本被告が一言も発していないことについて「話さないことで自分が神格化されるとでも思っているのなら、大間違い。被害者や信者のためにも事件の話をしてほしい」と訴えた。
 松本サリン事件で会社員の二男を亡くした小林房枝さん(60)は「事件から約9年が経過したが、この間の苦しみは表現しきれない。この手で息子たちと同じ苦しみを被告に与えたい」と話した。
 午後は松本被告に対する最後の被告人質問が試みられる予定で、この日も同被告が沈黙を守れば、今月24日に検察側の論告求刑が行われる。 (時事通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030410-00000109-jij-soci

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