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2003年04月10日(木) 00時00分

オウム・麻原彰晃、24日に死刑求刑へ被告人質問では口開かずZAKZAK

 地下鉄、松本両サリンなど計13事件で、殺人罪などに問われたオウム真理教松本智津夫被告(48)=教祖名麻原彰晃=の第253回公判が10日、東京地裁(小川正持裁判長)であり、松本被告は3回目の被告人質問でも冒頭、何も話さなかった。

 被告人質問は今回が最後の予定で、1996年4月の初公判から7年を経て同日中に証拠調べが終結する見通し。検察側はこれまでの審理で、松本被告が一連の事件の首謀者であることなどの立証が尽くされたと判断しており、24日にも開かれる論告求刑公判で死刑を求刑する。

 この日の被告人質問でも、弁護人が「元幹部も話をしてほしいと言っている」などと発言を促したが、松本被告は座ってうつむいたまま反応しなかった。

 1996年4月の初公判から7年。検察側はこれまでの審理で、松本被告が一連の事件の首謀者であることなどの立証が尽くされたと判断しており、24日にも開かれる論告求刑公判で死刑を求刑する。

 松本被告は、2000年ごろから法廷で裁判長が呼び掛けても反応しない状態が続いており、3月13日と27日に行われた被告人質問でも、弁護人や裁判長が計約2時間半にわたって問い掛けても無言で通した。

 3回目の被告人質問を前に、弁護側は「二女と三女に面会させれば、被告の状態が改善する可能性がある」として裁判所に接見禁止を一部解除するよう求めたが、裁判長は「証拠隠滅の恐れ」を理由に応じなかった。

 松本被告は当初、計27人が死亡した17事件で起訴された。しかし審理迅速化のため検察側が97年12月、両サリン事件の訴因(起訴事実)を変更、重軽症者を約4000人から18人に絞り込んだほか、2000年10月には薬物密造四事件の起訴を取り下げた。

 この日の午前中の公判では、一連の事件の被害者、遺族計8人が出廷し被害状況や処罰感情などについて意見陳述。地下鉄事件で会社員だった夫=当時(54)=を亡くした女性(64)は「ささやかな幸せを奪った麻原、おまえを決して許さない」と激しい口調で述べた。

ZAKZAK 2003/04/10

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_04/2t2003041009.html

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