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2003年04月04日(金) 20時33分
＜ＢＳＥ＞買い上げ国産牛１０４トンが補助対象外 検査終了（毎日新聞）国がＢＳＥ（牛海綿状脳症）対策で買い上げた国産牛肉に対する全箱検査で、農水省は４日、買い上げた約１万２６２６トン（約９１万６０００箱）すべての開封作業を終えたと発表した。このうち約１０４トンを補助対象外と認定した。また、疑わしい約４６４トンについても、食肉業者に弁明を求めている。日本ハムグループなど３社が国産に偽装して申請した輸入肉を含めると、対象外の肉は計７２４トンとなり、全体の約５．７％を占めた。払わないで済む補助金は約１５億円に上り、買い上げ制度がずさんだったことを改めて裏付けた。 １０４トンは全国７９社から申請されたもので、品質保持期限切れや骨付き牛肉などだった。また４６４トンは箱や肉の包装に加工処理日の記載がないものなどで、業者が処理日を書類などで証明できない場合は、補助金を支給しない。業者の弁明を待つため、同省は全箱検査結果の最終確定まで数カ月かかるとしている。 買い上げ制度は、０１年９月のＢＳＥ発生で牛肉需要が落ち込んだことから、食肉業者を救済する目的で同年１０月から始まった。雪印食品や日本ハムグループが対象外の輸入肉を申請し、補助金を不正受給したため、０２年４月から同省が全箱を対象に検査をしていた。 【早川健人】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030405-00000051-mai-soci |