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2003年04月04日(金) 00時00分
栄養剤点滴、10倍速で女性患者死亡医療ミス認める−秋田市立病院(ZAKZAK)秋田市立秋田総合病院(鈴木行三院長)は4日、感染性の肺疾患で入院していた秋田市の50代の女性に、看護師が通常の10倍の速さで栄養剤を点滴、急性心不全で死亡させる医療ミスがあったと公表した。病院は「急激な栄養剤の投与で心臓に負担をかけた」とミスを認めており、秋田署が業務上過失致死の疑いで捜査している。 鈴木院長の説明によると、看護師が1日午前0時ごろ、栄養剤の入った点滴用バッグを交換した際、1時間に40ミリリットルとするべき点滴の速度を、誤って約400ミリリットルに設定した。 別の看護師が約2時間後、人工呼吸器のアラームが鳴ったためミスに気付いたが、患者は血圧が低下するなど症状が悪化。1日午前4時すぎに死亡した。 ミスをした看護師は「点滴の調整をどのように行ったか思い出せない」と話しており、調整後のチェックが不十分だった可能性があるという。 鈴木院長は「患者のご家族には事実関係を説明し、納得していただけたと思う。2度とこのような事故が起こらないようチェック態勢の強化に努めたい」と話した。 ZAKZAK 2003/04/04 |