悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年04月03日(木) 21時07分

BSE問題 死亡牛の全頭検査実施できず 今秋まで 県、態勢整わず /鳥取毎日新聞

 BSE(狂牛病)対策特別措置法で1日から義務づけられた死亡牛の全頭検査が、県内では態勢が整わないため、今秋まで実施できないことが分かった。
 02年7月から施行された特別措置法は、2歳以上の死亡牛の届け出を、さらにBSEの感染源を解明するため、4月1日からは病気や事故で死んだ2歳以上の牛を対象に全頭検査を義務づけた。
 県畜産課によると、県内の2歳以上の死亡牛は年間約450頭と推定。県は死亡牛の集約施設として、県中部に「死亡牛一時保管施設」の整備を国の補助事業で進めている。そこで死亡牛の延髄を採取、倉吉家畜保健衛生所で検査する予定だが、現在は地域住民に説明している段階で、完成は9月末になる。
 このため、県は当面(1)BSEが集中した96年3、4月生まれ(2)異常が認められる(3)病気で死亡して県内3カ所の家畜保健衛生所で解剖——の牛について検査を実施、施設が稼働する10月から全頭を対象にする。
 死亡牛の検査については、これまで農家の協力を得た場合に実施することが出来た。県は01年度11頭、02年度9頭の計20頭を検査したに過ぎない。
 農林水産省の調査では、全国14道県が「検査施設がない」などの理由で実施できないと回答しているという。
 【桜井由紀治】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030403-00000003-mai-l31

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ