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2003年04月02日(水) 07時06分

名取でも戸籍偽造 本人の知らぬ間に婚姻届河北新報

 仙台市若林区に住む20歳代半ばの女性と宮城県岩沼市の20歳代後半の男性が、知らない間に同県名取市役所に虚偽の婚姻届を提出されていたことが1日、分かった。名取市は公正証書原本不実記載の疑いがあるとして、岩沼署に刑事告発する方針。2001年、仙台市などで戸籍偽造事件が起き、昨年12月に戸籍法が改正されたが、同様の事件が再び発覚する結果となった。名取市は「非常に残念。窓口での身分証明書提示などを求めたい」(市民課)と、早急に対策に乗り出す。

 名取市によると虚偽の婚姻届は2月13日、市役所に提出された。男性が1人で窓口を訪れ、届け出たとみられる。女性の家族が3月26日、名取市役所で女性の戸籍謄本を取った際「結婚」していることが発覚した。被害に遭った女性と男性は、ともに本籍地が名取市だった。

 戸籍偽造事件は仙台市などで2001年8月に発覚、盗んだ車を売却したり、他人に成り済まして金融業者から借金したりするために、勝手に移された住民票などが悪用された。仙台市若林区の女性が知らぬ間に、名取市に転入届を出されたケースもあったが、今回は別の女性だという。

 事件後、仙台市は運転免許証やパスポートなど「本人確認」の証明書の提示を窓口で求めるように変えたが、名取市は婚姻届の際、口頭で名前を確認するとともに連絡先の電話番号を書いてもらうだけだった。しかも通常は、電話での本人確認はしていなかったという。名取市は「改正戸籍法に基づき、戸籍再製の手続きを取りたい」と話している。
[河北新報 2003年04月02日](河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030402-00000009-khk-toh

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