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2003年04月02日(水) 12時25分
＜健康食品＞「有害物質混入」とサントリーを提訴 和歌山の男性（毎日新聞）国内で使用が認められていない酸化防止剤含有の健康食品を食べた和歌山県田辺市の男性（６８）が２日、「有害物質の摂取で精神的苦痛を受けた」として、販売したサントリーとその子会社に、製造物責任法に基づき４２万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。「誇大広告で誘引した上、混入の経緯や有毒性をごまかした」と主張している。サントリーは０１年３月から、老化やがんに効果があるとされるアスタキサンチン配合の健康食品を約４万人に７万個以上、通信販売。ところが、国内で使用できない酸化防止剤エトキシキンの混入が分かり、昨春、自主回収した。 訴えでは、同社は同食品を医薬品のように宣伝。エトキシキンは除草剤や化学兵器に使用されたとも言われているのに、回収のお願い文書では「米英では使用できる」とか「混入の疑いがある」との表現で事態をわい小化したという。また、返金に応じないなど誠意ある謝罪がなかったとしている。 【山本直】 ▽サントリー広報部の話 訴状を見ていないので何とも申し上げられない。（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030402-00001060-mai-soci |