牛肉偽装事件：数年前から偽装販売と供述　日本フード元部長（毎日新聞）

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2003年03月31日(月) 15時51分

　日本ハムグループの牛肉偽装事件で、詐欺容疑で逮捕された日本ハムの子会社「日本フード」愛媛営業部（閉鎖）の元部長、伊賀上善信容疑者（４０）が、愛媛県警の調べに「ＢＳＥ（牛海綿状脳症）問題が起きる数年前から、輸入牛肉を国産に偽装して販売していた」と供述していることが３１日、分かった。

　同営業部で偽装が恒常化していたことが事件の背景にあり、ＢＳＥ問題が起きてからも、農水省の買い上げ制度を悪用したとみられる。　【井上綾子、新井隆一】

　数年前から偽装が行われていたことについて、日本ハム広報室は「初めて聞いた。以前は生肉部門に品質チェックの専従者がいないなど、品質管理体制に問題があったことは確か。偽装があったとしても見抜けなかったかもしれない」と話している。

［毎日新聞３月３１日］ ( 2003-03-31-15:51 )