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2003年03月30日(日) 03時20分
＜闇金融＞債務者に「殺します」の慶弔電報 悪質取り立て急増（毎日新聞）法定上限金利を超える高金利で貸し付けする闇金融問題で、債務者に慶弔電報を送りつけて、嫌がらせする悪質な取り立てが急増していることが「全国ヤミ金融対策会議」（代表幹事・宇都宮健児弁護士）などの調べで分かった。中には殺人予告まで書かれている脅迫文もあり、被害者支援団体は今後、ＮＴＴグループなどに善処を求める。同会議などによると、慶弔電報を使った取り立てに関する相談は、昨年暮れごろから目立ってきた。北海道の闇金利用者に返済を求める業者から届いた「お祝い電報」には「入金がない場合、隣近所や勤務先にも迷惑がかかることを忘れるな あなたを殺します」と脅し文句があった。 ２９日に東京都内で同会議などが開いた「全国決起集会」でも、慶弔電報の被害報告が相次いだ。債務者から奪った携帯電話で電報を申し込み、債務者に料金を支払わせているとみられるケースがあった。５０００円かかる漆塗り台紙を使った電報を送りつけられた債務者もいたという。同集会では「恐喝の犯罪行為の一部であり、このような行為のないよう、緊急に適切な措置を求める」などと、ＮＴＴグループに「取り立て電報」の配達をやめるよう求めた緊急決議が採択された。 【竹中拓実】 ＮＴＴ東日本広報室の話 電気通信事業法で検閲の禁止と公平な利用機会の提供が定められており、拒否はできないことを理解していただきたい。（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030330-00000125-mai-soci |