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2003年03月29日(土) 15時26分

<反戦一行詩>若者がネットで募集 2日間で1200以上も毎日新聞

 「うそつき人殺しなのに正義」「別れは誰でもつらいのに、なぜ別れを増やすのかな」——。

 イラク戦争に反対する若者たちがインターネットで反戦一行詩を募集したところ、2日間で1200以上の詩が寄せられた。30日に東京都内の反戦イベントで朗読する。心中事件などで暗いイメージが先行するネット社会だが、デモなど表立った行動を敬遠しがちな若者たちの反戦機運を伝える手段となっている。

 詩はホームページ「千人祈(せんにんき)」で募集している。東京都大田区の会社員、大島智博さん(29)らネット仲間の20代の男女3人が「自分たちも何か行動を」と反戦詩のネット募集を思いついた。千羽鶴にならって1000人のメッセージを込めたいと「千人祈」と名づけ、26日に開始した。

 ネット社会は基本的に匿名社会だが、「千人祈」では、投稿者のメールアドレスを掲載し、発言に責任を持ってもらうことにした。ふざけた投稿はほとんどなく、大部分の人が気持ちをぶつけにきた。詩の応募だけでなく、自分のホームページで「千人祈」を紹介し、リンクする人も200人以上に。見知らぬ人同士が速やかに連帯できるネットの利点が発揮されている。

 大島さんは「ネットを見ていると、戦争で人が死ぬのは嫌だと思っても、デモなどに参加するのにためらいを持っている人が多い。そんな人々の声を吸い上げられたのでは」と話している。

 朗読は文京区向丘2の駒込大観音で開かれている「ピーステント 悪法おだぶつ村」の中で30日午後4時から。ネットで応募した人が読み上げる。

 「千人祈」のアドレスはhttp://g—labo.to/word_crane.shtml

 【柴沼均】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030329-00001068-mai-soci

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