悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年03月27日(木) 16時01分

駐車違反…車の持ち主に制裁金、民間取り締まりも読売新聞

 慢性化する都市の違法駐車を解消するために、警察庁は27日、駐車違反の責任を運転者ではなく、所有者に求める新法を制定する方針を明らかにした。

 駐車違反を犯罪とみなさない規定も盛り込み、警察官か交通巡視員しかできなかった取り締まりを民間に委託する道を開く。

 来月2日に有識者懇談会を発足させ、道路交通法改正も併せた法案を来年の通常国会に提出したい考え。駐車をめぐる制度変更は、所有者に保管場所確保を義務づけた1990年の道交法などの改正以来、14年ぶり。

 現行の道交法は、駐車違反を犯罪ととらえ、違法駐車をした人を確認しなければ反則金を科すことができない。このため車に違反ステッカーを付けても、運転者が出頭しなかったり、「貸した人が駐車した」などと弁解されたりすると、悪質なケースを除いて反則金を科してこなかった。

 新法は、所有者の管理責任を明示する一方、駐車した人を道路交通法違反の容疑者とせず、所有者に現行の罰金に代わる「行政制裁金」を払わせることなどを盛り込む。減点の対象にはしない。

 運転者を特定しなくても駐車違反の責任が問え、警察に出頭せずに摘発を免れている「逃げ得」を防止できる。家族の駐車違反も所有者の管理責任が問われる。

 ◆行政制裁金=反則金を払わなければ、道交法違反を立件される現行の制度とは違い、制裁金を払わせて済ませる制度。導入している英国のロンドンでは、支払いが遅れると1・5倍に増額され、それでも滞納が続くと、裁判所によって相当額が差し押さえられる。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030327it05.htm

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ