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2003年03月26日(水) 19時50分
１２８３人分の指導要録を誤って廃棄 青森・弘前南高校（朝日新聞）青森県立弘前南高校が１月末に在校生や卒業生ら計１２８３人分の指導要録を誤って廃棄していたことが２６日、分かった。県教委が発表した。要録には生徒の氏名や住所、成績などが記され、２０年間保存することが義務づけられている。保管していた金庫を丸ごと細かく裁断して焼いたため、個人情報が漏洩（ろうえい）する心配はないという。 県教委や同校の竹内明夫校長によると、廃棄されたのは、０２年度の１〜３年生と０１年度の卒業生、９９年度以降の転校や退学などによる除籍者らの要録。１月２８日に新しい金庫に替えた際、古い金庫の中に要録が入っていることを確認しないまま業者に渡したという。２月２５日に教員が気づいて業者に連絡したが、すでに処分した後だった。 学校側は教員の資料などを基に要録の復元を進めている。竹内校長は「生徒の戸籍とも言うべき指導要録を滅失するという前代未聞の事故を起こし、心からおわび申し上げます」と謝罪した。(03/26 19:32) |