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2003年03月25日(火) 20時27分
悪質リフォーム急増中！ ２９日に無料電話相談−−欠陥住宅神戸ネット ／神戸（毎日新聞）一人暮らしのお年寄りらをターゲットにした悪質リフォームが増えている。県内の弁護士や建築士でつくる「欠陥住宅神戸ネット」によると、「無料で床下の点検をします」などのうたい文句で家に入り、少額の工事から持ちかけ、挙句は「地震が来ると危ない」との“脅し文句”で、１００万円単位の高額工事を請け負う手口。同ネットは、被害の救済と防止を目的に２９日、無料の電話相談を行う。同ネットによると、独居老人を訪問し、暴力的な言動で契約を結ばせる。建設業法では５００万円以下の工事は建設業の許可が不要なため、悪質業者の温床となっており、実際の被害も４００万円台が多いという。 宝塚市の７０歳代女性の例では、家を訪れた大阪市内の業者から「配水管が詰まっている」と言われて昨年８月、４万円で工事を契約。しかし「床下を見たが、直しとかないと地震で危ない」と、柱を固定する金具などを百数十カ所も取り付ける契約を次々と結ばされ、合計４６２万円請求された。同ネットによると、耐震補強の必要性はほとんどなく、例え工事をしたとしても、請求額は相場の数倍という高額だった。 同ネットの永井光弘弁護士は「電話相談で被害の実態をつかみ、悪質業者の横行をストップさせたい」と話している。 相談は、シックハウスや欠陥住宅問題も受け付ける。午前１０時〜午後４時。電話番号（当日のみ）は０７８・２５１・１３４８。 【藤田文亮】（毎日新聞） |