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2003年03月21日(金) 22時59分

輸入豚肉を混ぜて販売 岐阜・可児市のコープぎふ朝日新聞

 生活協同組合コープぎふの可児店(岐阜県可児市下恵土)が、国産と表示した豚肉にカナダ産の豚肉を混ぜて販売していたことが21日、わかった。岐阜県は同日、JAS(日本農林規格)法違反の疑いなどで同店に立ち入り検査を実施。違反の事実を確認し、行政指導することを決めた。

 同組合によると、同店では昨年11月から今年2月にかけての12日間に扱った国産の「豚ミンチ」計約80キロに、カナダ産のヒレ約5.2キロを混ぜて販売。また、昨年10月から今年2月末に販売した国産の「豚角切り」「豚肩肉切り落とし」計約1050キロにも、カナダ産のロース16.7キロを混ぜた疑いがあるという。

 このカナダ産の肉は、商品用に切りそろえた後の端材肉で、扱った同店精肉部門の男性職員(43)は「廃棄するのがもったいなかった」と話しているという。

 商品は組合員ら約2000人が購入したとみられる。同組合は、組合員の自宅を訪ねて返金し、組合員以外の購入者については可児店で申し出を受けつける。同組合の水野隼人理事長は「やってはならないことをしてしまった」と謝罪している。(03/21 22:59)

http://www.asahi.com/national/update/0321/015.html

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