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2003年03月18日(火) 00時00分
貸金業登録の審査強化を 金融庁、都道府県に要請（産経新聞）「悪質業者の登録排除を」−。金融庁は１８日、違法な高金利で貸し付ける「ヤミ金融」の被害拡大を防ぐため、運転免許証による申請者の本人確認の徹底など、４月から貸金業登録の審査を強化するよう都道府県に要請した。ヤミ金融は本来、無登録の高利貸を指す言葉だったが、客を信用させるため、都道府県や国に登録して営業する悪質業者が増加。これが被害急増の一因になっているとの指摘がある。 審査強化策として、申請者の本人確認のために、これまで提出を求めていた住民票の抄本だけでなく、免許証など写真付きの証明書の提出を求める。 実際は事務所を持たずに、携帯電話などで貸し付けや取り立てをする悪質業者などの登録を阻止するため、登録申請時の事情聴取では、営業に携わる責任者らを同席させ、営業実態を確認。暴力団事務所などを営業拠点としているケースもあり、営業所周辺の案内図や建物の登記簿謄本の写しなども提出させる。 さらに登録後３年未満の貸金業者に対する検査を重点的に行うことも求めた。
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