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2003年03月18日(火) 12時16分
８０億円集め破たん、投資団体の代表自宅など捜索（読売新聞）警視庁生活経済課は１８日、東京都中野区に事務所を置く「プレイスブライドＧ」という団体の男性代表（５４）の自宅や事務所などを詐欺容疑で捜索した。この団体は、「米国大使館を通じて海外運用し、１か月２５％の利益」という誘い文句で、１５００人以上から約８０億円を集めていた。調べに対し代表は「海外投資も運用もしていなかった」と供述しており、生活経済課は、詐欺容疑で立件する方針。調べによると、代表は昨年８月、同区内の事務所で、都内の不動産業者（６７）に「米国大使館を通じてアメリカ、カナダに送金して、利益をあげる。元本は保証する」などと偽って、出資金として現金２００万円をだまし取った疑い。 代表は一昨年１０月に団体を設立し、数人の従業員らと出資金の募集を始めた。出資者には「海外のトレーダーが１か月ごとに２００％に増額する。経費を差し引いた分が配当になる」などと約束し、当初は、２０万円以上の出資者に月２５％の利息をつけて毎月、現金で配当していた。 また、新規会員を勧誘した場合には、「紹介料」として、その会員の投資額の１０％ずつが毎月受け取れるシステムだったため、急速に会員を増やし、５０歳代以上の中高年を中心に、関東地方の１５００人以上から約１年１か月の間に約８０億円を集めていた。 しかし、昨年夏ごろから配当が滞り始め、昨年末に突然ストップ。事実上の破たんで、中には数千万円の損害を受けた被害者もいたという。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030318-00000403-yom-soci |