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2003年03月17日(月) 17時31分
＜高額電報＞金融業者からの借金経験者に相次いで届く 大阪（毎日新聞）料金が５０００円もするうるし塗りの高級電報を開けると、身に覚えのない借金返済の脅し文句が——。こんな不気味な電報が届く被害が大阪で相次いでいる。いずれも過去に金融業者から借金経験があった人に送り付けられており、不安感をあおって金を取るという新手の手口とみられる。関係者も「金融業者から顧客情報が漏えいしているのでは」と話している。相談を受けた加納雄二弁護士（大阪弁護士会）によると、今月に入り、過去に借金の任意整理を担当した顧客から同様の相談が数件あった。 届いたのは冠婚葬祭用で、ＮＴＴの最高額電報。「このたびあなた様への債権回収を依頼されました」などとした上で、明記された携帯電話の番号に至急連絡するよう要求。「返済の意志がない方は、近いうちにこの電報の意味を理解いただけると思います」などと思わせぶりな言葉で結んでいる。 電報を受けた３０歳代女性の場合、電話すると「５０万円払え。取り立てに行くから電報代や交通費も払え。払えないなら風俗店で働かせる」などとすごまれたという。 加納弁護士は「相談を受けて業者に電話したところ、それ以後脅しはなくなった。万一こうした電報が来ても、取り合う必要はない」と注意を呼びかけている。 【野原靖】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030317-00001049-mai-soci |