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2003年03月15日(土) 13時48分

BSE対策の分解酵素発見 鹿児島大、国内で2例目共同通信

 牛海綿状脳症(BSE)の原因となり、無害化処理が難しいタンパク質「異常プリオン」を分解する酵素を、鹿児島大の研究班「BSE対策プロジェクト」が発見したことが15日、分かった。
 昨年11月に農業技術研究機構動物衛生研究所(茨城県つくば市)と明治製菓の研究グループが発見した酵素に続き国内2例目だが、さらに強い分解力を持っている。21日に鹿児島大で開くシンポジウムで発表する。
 岡達三・鹿児島大農学部教授(獣医学)は「130度以上の高温など特殊な処理が必要だった食肉処理場の器具消毒や、肉骨粉の無害化に役立つ」と話している。
 岡教授によると、抗生物質をつくり出すことで知られる放線菌の一種が生産する酵素の溶液を、ヒツジと人間の異常プリオンに混ぜて37度で30分間置くと、異常プリオンが検出されなくなった。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030315-00000059-kyodo-soci

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