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2003年03月13日(木) 13時52分
松本被告、初の被告人質問に何も答えず オウム裁判（朝日新聞）地下鉄サリン事件など１３事件で殺人罪などに問われているオウム真理教元代表・松本智津夫（麻原彰晃）被告（４８）の第２５１回公判が１３日、東京地裁であり、初めての被告人質問が午後から始まった。弁護人の「弟子が証言しているのを聞いていましたか。あなたが何を考え、何を目指していたのか、しゃべってもらえないか」との問いかけにも何も答えず、両腕を盛んに回したり、どこかを指差したりして、答えなかった。弁護側が「口で説明してください」と促したが、両腕を振り回し続け、話さなかった。 松本被告は９７年４月の意見陳述で、起訴された１７事件（うち４事件はその後公訴取り消し）のうち、１６事件について無罪を主張。９９年１１月に元信徒の公判で証言したのを最後に、法廷で語ることはなくなった。弁護団との直前の接見でも何も語ろうとせず、被告人質問に応じるかどうか注目が集まっていた。 ９６年４月に始まった公判は、２月末で弁護側証人への尋問が終了しており、１３日午前は、書証の整理などに費やされた。今後は被告人質問と並行して、改正刑事訴訟法に基づいて被害者・遺族の意見陳述が行われる。 被告人質問は、３期日ほど試してみて応じなければ打ち切られる見通し。その場合は、４月２４日に検察側が論告・求刑を行うことになっている。 (03/13 13:36) |