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2003年03月13日(木) 15時36分

「売れる」の魔法にかかった!? ハリポタ 35万在庫に悲鳴京都新聞

 昨年10月に発売され、不況にあえぐ出版業界の“救世主”となった「ハリー・ポッター」シリーズ第4巻「ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上下)」(静山社、セット価3800円)。しかし、返品できないという特例的な契約のため、全国の書店にある第4巻の在庫は少なくとも約35万セットといい、過剰在庫を抱えて悲鳴を上げた書店が、他の出版社の書籍を返品するなど波紋を広げている。

 第4巻の販売方法は返品を認めない代わり、注文数を必ず書店に届ける買い切り制。初版は史上最高の230万セット。11月末の6刷までで350万セットが全国の書店に販売された。

 だが、年末から売り上げが落ち始めた。「注文数を完売し問題ない」という書店がある一方、追加注文し過ぎた書店は「3年でもさばききれない」など大量の在庫を抱え込む結果となった。

 在庫について、静山社は「約10%の35万セット」としているが、出版ニュース社の清田義昭社長ら「約20%の70万セット」と推定する業界関係者も多い。

 「第4巻が返品できないため、在庫スペースが少なくなり、他社の書籍を返品せざるを得なくなった」というのは埼玉県内の書店主。「昨年末から返品が増え始めたが、原因は第4巻」とみる出版社も複数ある。静山社は「販売推進のためのキャンペーンを検討している」と話している。

(京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030313-00000087-kyt-kin

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