子会社の元営業部長ら逮捕へ　日本ハム牛肉偽装事件（産経新聞）

悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

2003年03月12日(水) 10時46分

　日本ハムグループの牛肉偽装事件で、愛媛県警捜査二課は１２日、詐欺容疑で子会社の旧日本フード愛媛営業部（愛媛県重信町、閉鎖）の伊賀上善信・元営業部長（４０）らの取り調べを始めた。同日中に逮捕する。

　国の牛海綿状脳症（ＢＳＥ）対策の国産在庫買い取り事業を悪用した牛肉偽装事件の逮捕は、雪印食品、日本食品に続き３件目。

　昨年９−１０月、愛媛県警と合同で日本ハムグループを家宅捜索した兵庫、徳島両県警は関係者の事情聴取を続けている。

　調べによると、伊賀上元部長らは２００１年１０月２９日、営業部内で社員数人とともに、輸入牛肉約３５２０キロを国産の箱に詰め替えて偽装。この偽装分を含む計９５９０キロを日本ハムを通じて業界団体の日本ハム・ソーセージ工業協同組合に買い取らせ、仮払金約６７２万円をだまし取った疑い。

　農水省は昨年９月、伊賀上元部長と旧日本フードの姫路、徳島両営業部（ともに閉鎖）の元部長の計３人を愛媛、兵庫、徳島の３県警に告発。

　３県警は各営業部や元部長らの自宅、日本ハムの国内食肉事業部などを家宅捜索していた。