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2003年03月11日(火) 21時46分
ＪＡＬグループ、赤字２０億円に 社長「６月に値上げ」（朝日新聞）ＪＡＬグループの持ち株会社、日本航空システムは１１日、３月期連結決算の営業損益予想を１７０億円の黒字から２０億円の赤字に下方修正した。需要低迷と値下げ競争などで昨秋の予想より２００億円の減収になるため。兼子勲社長は国内空港着陸料値上げ分の運賃転嫁について「関係各方面の了解を得て６月から実施したい」と述べた。貨物事業の分社化延期などを柱とする０５年度までの３カ年経営計画も発表した。 着陸料を理由とする運賃値上げには国土交通省や公正取引委員会が難色を示しているが、イラク情勢の影響で燃料費も膨らんでおり、兼子社長は値上げ幅の拡大も検討する考えを示した。 経営計画には、０４年４月に事業会社を国際と国内旅客の２社に再編する方針を盛り込んだ。貨物業務は当面、国際会社の一部門とする。０５年度までの３年間で３０００人としていた地上職員削減計画を６００人上積みするほか、一部の機材更新を抑えることで０５年度に１２２０億円の営業黒字を目指す。 ０４年４月のグループ再編を前倒しする形で、この４月から日本航空に国際旅客と貨物の２人の最高経営責任者（ＣＥＯ）を、日本エアシステムには国内旅客のＣＥＯを置くことも決めた。 (03/11 20:46) |